【マレーシア】LNG輸出先、7~9月も日本が首位を維持
マレーシア統計局は3日、2024年第3四半期(7~9月)の石油・ガス鉱業統計を発表した。同期の液化天然ガス(LNG)の輸出(金額ベース)では、依然として日本が最大の輸出先となった。統計局が発表を始めた23年第2四半期(4~6月)以降、首位を維持している。 24年7~9月のLNGの輸出額は、前年同期比0.2%増の126億5,000万リンギ(約4,250億円)。前期比では2.6%減少した。仕向け先別では、日本が57億4,000万リンギ(全体の45.4%)で首位。以下、韓国が29億6,100万リンギ(同23.4%)、中国(本土)が28億2,800万リンギ(同22.4%)で続いた。 石油・コンデンセート(超軽質原油)の輸出額は前年同期比5.2%増の82億2,500万リンギ。前期比では12.1%減少した。仕向け先別では、タイが24億1,500万リンギ(全体の29.4%)で首位。以下、日本が16億9,200万リンギ(同20.6%)、オーストラリアが16億5,400万リンギ(同20.1%)で続いた。 石油精製品の輸出額は前年同期比9.9%減の279億1,800万リンギ。前期比では5.7%減少した。仕向け先別では、シンガポールが74億8,100万リンギ(全体の26.8%)で首位。以下、インドネシアが58億800万リンギ(同20.8%)、オーストラリアが52億1,800万リンギ(同18.7%)で続いた。 一方、輸入額は、LNGが前年同期比81.3%増の28億4,800万リンギ、石油・コンデンセートが13.6%増の141億6,900万リンギ、石油精製品が6.3%減の287億リンギだった。 7~9月の石油・コンデンセートの生産量は、前年同期比8.9%減の4,180万バレル。天然ガスの生産量は2.7%減の6,593億立方フィート(約186億6,930万立方メートル)だった。