異常発生の“カメムシ”対策グッズが登場!「へこきむしナイス」 臭いを出させず捕獲 子どもやペットにも安心な商品
本業は林業 開発きっかけは家族の声
大野さんの会社の本業は林業で、それに関する機材の開発などにも取り組んできた。 今回のようなカメムシ対策グッズの開発に取り組んだ理由と聞くと、「カメムシが出ると奥さんが『ギャーギャー』言うから」という家族からの声があった。 そして、自身もビールを飲む時に入ってこないように紙でふたをすることもあるといい、カメムシに悩まされ続けてきた経験があったという。 そうした中で、自宅を飛び回るカメムシを見て、ふと捕獲器の仕組みがひらめいたという。 2024年1月から開発に取りかかり、約10カ月をかけて商品化にこぎ着けた。また、特許庁から「カメムシ補虫具」として実用新案登録も受けた。 大野さんの商品へのこだわりはパッケージにも込められていた。パッケージに描かれたシュールなキャラクターも自らデザインしたものだ。インパクトのあるパッケージで、商品と会社をアピールする。 大野社長は「“ヒーロー”ということではないが、日用品みたいに生活に必要なものになっていくんじゃないかなと期待している」と話す。 アイデアいっぱいの「へこきむしナイス」は1個968円。11月26日から鳥取県内のホームセンターや「WEST」のウェブショップなどで販売を始めている。 薬品を使わない特徴を生かし、今後は農家向けの捕獲器の開発も検討しているといい、厄介者に悩まされる人たちの「お助けグッズ」を生み出そうという意欲は尽きない。 (TSKさんいん中央テレビ)
TSKさんいん中央テレビ