サッカー・英プレミア内定の日章学園・高岡伶颯主将、全国高校サッカーの目標は「20得点で得点王」
第103回全国高校サッカー選手権大会(12月28日開幕、読売新聞社など後援)に3大会連続18回目の出場となる宮崎県代表の日章学園は、12月29日に秋田県代表の西目と対戦する。 【写真】握手を交わす西目の堀田主将と日章学園の高岡主将
「日本一をとるために来ている」
全国制覇を目指す日章学園。イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンへの加入が内定している高岡伶颯主将(3年)は最後の全国高校選手権に向け、18日の抽選会で「日章学園に日本一をとるために来ている。感謝を胸にまず初戦を勝てるよう、チーム全員で準備していきたい」と意気込みを語った。
高岡主将は宮崎県三股町出身のFW。166センチと小柄ながら、抜群の得点能力で1年生の時から活躍。昨年のU―17ワールドカップに日本代表として出場して4得点を挙げた。全国高校選手権の県大会決勝では1年生の時から2年連続でハットトリックを達成した。
今月2日に行われた今年の県大会決勝でも2得点を挙げ、チームの3連覇に貢献した。そのうち1得点はピッチ中央付近でボールを受けると、得意のドリブルで力強く前進。相手選手を次々にかわし、一人でゴール前まで攻め上がり、そのまま右足を振り抜いてシュートを決める圧巻のゴールだった。日章学園の原啓太監督は「高岡選手の全てが詰まった得点」と評した。
全国高校選手権は2年連続で初戦で敗れている。それだけに「自分が経験して得たものを発揮して絶対優勝したい」と今大会にかける思いは強い。掲げる今大会の目標は「20得点で得点王」。「絶対無理と思う人がいるだろうが、その数字を言える選手だと全国に広めたい。チームを勝たせる得点を決める」と語る。(山畑壮起)