2024年一年の世相を表す恒例の「今年の漢字」が、12月12日に京都の清水寺で発表されました。 （渡辺大世記者） 「今年の漢字は『金』です」 今回で30回目となる、その年の世相を漢字「1字」で表す「今年の漢字」。 この日午後2時ごろ、京都の清水寺では「今年の漢字」が「金」と発表されました。 約22万2千票の応募のうち、1万2千票を獲得。 パリオリンピックの開催や、ドジャースの大谷翔平選手の50-50達成など値千金の活躍、新紙幣の発行など「光の金」のほか、政治とカネ・裏金問題や全国での闇バイト、物価高騰といった「影の金」も表現しています。 2位は能登半島地震や航空機衝突事故などを表した「災（さい・わざわい）」、3位は大谷翔平選手の「翔（しょう・はばたく）」でした。 「今年の漢字」が発表されたことを受けて、街の人の声を聞いてきました。 （渡辺大世記者） 「『今年の漢字』が『金』になった」 「え～、何でだろう」 「一人でずっと農業してて、家族の手伝いも何もなしで、ほぼ一人で。資材費が高騰したが、販売価格はそんなに変わっていない。収入が減ったな」 「お金の問題。何もかも物価が上がって大変やね」 「表の良いこともあるし、裏の悪いことも『金』一文字で表しているのはすごい」 「オリンピックがあったり、新紙幣もできたので、今年の漢字としてふさわしいと思う」 今年もあと少し。皆さんにとってどのような一年でしたか。 なお、2024年の「金」は東京オリンピックの年の2021年にも選ばれていて、今回で5回目だということです。