【選手権】華麗に舞ったカナリア軍団・帝京が金沢学院大附相手に圧巻の5ゴール
その後もゴールを目指した金沢学院大附だったが「(DF5畑中)吐空とtiktokで見たバルセロナのディフェンスラインを参考に(東京都予選の)決勝から落とし込んだ」(DF20田所莉旺)4枚でキープしたハイラインに遭い反撃ができない。それに対して帝京は、72分にFW9宮本周征、79分にはMF14杉岡侑樹と途中出場の選手が追加点を挙げ5-0と快勝、明秀日立(茨城県)との3回戦へと駒を進めた。 試合後、帝京・藤倉寛監督は「複数得点があるシーズンじゃなかったので、一言、彼らは凄いなって感じです。その点差以上に守備の部分が光る、もちろんピンチの部分もあったし、そういった部分ではまだまだ成長が必要な部分はありますけど、非常に締まったゲームでした」と、その成長ぶりを喜んだ。 先制点を含め2ゴールをあげ勝利に貢献した堀江は「目の前の試合だけ見ていて、全試合得点に絡むことは自分の中で決めているので、また次もしっかり結果を残してチームを勝たせたい」と次戦での活躍を誓った。 そして、無失点守備の立役者・田所は「都大会の初戦の駒込戦以来の無失点で、久しぶりに無失点で試合を終われたっていうのは良かった。(次の相手の明秀日立に対しては)どういう対策を練ってやっていくかっていうのは1日しかないので、明日しっかり全員で話して、リカバリーやりながら、ディフェンスライン中心に話して対策を練っていきたい」と気を引き締めた。 敗れた金沢学院大附の北監督は「3年生が残してくれたものを継続する部分とバージョンアップしていく部分を含めて、もう1回スタッフ、選手で修正して、来年度はより強くたくましくなってこの舞台に絶対に帰って来たい」とさらなる飛躍を誓った。 (文・写真=西山和広)