焼津市長選が告示 現新の一騎打ち確定 投開票は15日
任期満了に伴う焼津市長選が8日、告示された。いずれも無所属で、4選を目指す現職の中野弘道氏(67)=自民、公明推薦=と、新人でIT会社社長の真崎英彦氏(48)が立候補を届け出た。3期12年の中野市政の継続か刷新かが最大の争点となる。 投票は15日午前7時から午後8時まで市内31カ所で行われ、午後9時から焼津体育館で即日開票する。期日前投票は9日から14日まで市役所の本庁舎と大井川庁舎、小川地域交流センターの計3カ所で受け付ける。 市選挙管理委員会によると、7日時点の選挙人名簿登録者数は11万1812人(男5万4646人、女5万7166人)。 ■中野氏第一声「安心で豊かなまちに」 中野弘道候補は焼津市城之腰の漁協施設前で出陣式を行った。新たな財源の確保と投資による市政運営でにぎわい創出や人口増といった好循環ができつつあると3期の実績を示し、「小さな対話を積み重ねて市民の声をくみ取り、さらに加速していく」と主張。防災や子育て・教育、産業振興など七つの政策の柱を掲げ、「安心で豊かなまちづくりを進める」と声を張り上げた。 ■略歴 中野 弘道(なかの・ひろみち) 67 無現(3) ▽現=市長、全国市長会副会長▽元=県議2期、焼津市議2期。明治大卒。焼津市駅北 ■真崎氏第一声「暮らしの責任を取る」 真崎英彦候補は焼津市祢宜島で第一声を上げた。数カ月間、地域を歩いてきたとして「市民の暮らしの責任を取るのが市長。一人一人に向き合って応えていくことが今の焼津市には必要」と強調。子育て事業と観光客誘致、公共交通強化を訴えた。同市の前回市長選の投票率が近隣市と比較して大きく下回っていることにも触れ、「投票に行って焼津を変えていこう」と呼びかけた。 ■略歴 真崎 英彦(まさき・ひでひこ) 48 無新 ▽現=IT会社社長、農園経営、JAハイナン理事。東工大大学院中退。焼津市三ケ名
静岡新聞社