工藤会ナンバー3菊地敬吾被告「いつか説明しようと思っていたが否認していたから…」 控訴審で関与認めた理由を証言
■看護師襲撃事件 (検察)田上会長から指示?(菊地被告)はい、そうです。 (検察)被害者を襲う理由については?(菊地被告)野村総裁に横柄な物言いをしたと。 (検察)田上会長から総裁が関与しているという話は?(菊地被告)ないですね。関与していないと思っていた。会長がカッとなっている状況。 ■歯科医師刺傷事件 (検察)普通の青年を襲ったことについてはどう思う?(菊地被告)反省しています。 (検察)田上会長から指示があった?理由は説明された?(菊地被告)そうですね。理由は説明してもらっていない。トラブルがあったという認識だった。 最後に裁判官が質問した。 (裁判官)元警部銃撃事件で田上会長に「どうなっとんか?」と聞かれた時に「しらをきった」理由は?(菊地被告)私の一存でやっとる事件なので巻き込んだらいけんと。実行犯が捕まっていないから分からないだろうと思った。 ■次回の公判は9月19日 工藤会トップで総裁の野村悟被告については、控訴審で今年3月、1審の福岡地裁の死刑判決が破棄され、無期懲役が言い渡されている。 1審の福岡地裁で無期懲役が言い渡された工藤会ナンバー2で会長の田上不美夫被告については、控訴が棄却された。 弁護側は判決を不服として最高裁に即日上告し、福岡高検も上告している。 菊地被告の次回の公判は9月19日に開かれる予定だ。
RKB毎日放送