角田裕毅「トップ10を狙う」ハンガリーGP入賞に照準…一方、ここ数戦で躍進のライバルを警戒「少し焦りもある」|WEDNESDAY F1 TIME
第13戦ハンガリーGPを前に、ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が、2戦連続のポイント獲得に向け意欲を示している。 角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #21』にリモート出演し、ハンガリーGPに向けて照準を定めた。 ハンガロリンクは低速及び中速コーナーばかりで、高速コーナーは皆無。平均速度の低いトラック特性が、自チームにとって有利に働くと角田は期待している模様だ。 「過去3戦の中でバルセロナ(スペイン)、オーストリア、シルバーストン(イギリス)よりも低速コーナーが多い。(ハンガリーは)自分たちの特性に合っていると思う。過去数戦よりは」 「前のように、トップ10で戦えるポジションに戻れるんじゃないかと思っている」 VCARBが第10戦スペインGPで持ち込んだアップデートは、変更箇所が多岐に渡ることからマシンバランスが大きく変わり、目に見えて大きなプラスに働かなかった。むしろ、上位勢に次ぐ位置から遠ざかりつつあるのが実情だ。 一方、ハースやウィリアムズは中団勢においても、ここ数戦で明確な速さを示すようになった。その感触は角田本人としても、トラック上でライバルチームのポテンシャルアップを目の当たりにするケースが多いとのこと。実際にイギリスGPのシルバーストンでは、その両チームの躍進ぶりが目立っていたという。 「ウィリアムズが一番速かったですね。ドライでは練習走行からロングランで一番速いと分かっていた。特に(シルバーストンでは)クルマが機能していましたね」
そしてオーストリア、イギリスと2レース連続6位入賞を果たすなど、進捗著しいニコ・ヒュルケンベルグ&ハースについてはこう述べている。 「ハースが何よりね……。なんならトップ集団ぐらいのパフォーマンスを出していた。そこは驚きましたし、僕らにとって少し焦りもありますね」 大きく躍進を見せたライバルチームについて、気掛かりな状態であるとのこと。前レースの第12戦イギリスGPではヒュルケンベルグが6位入賞を果たし、ランス・ストロールも7位でフィニッシュした結果、角田の今季総合順位は10位から12位にポジションが下がる状況となっている。 第12戦終了時点のコンストラクターズランキングでも、6位VCARB(31ポイント)と7位ハース(27ポイント)と、接近している状況だ。
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