音楽を楽しむ家づくり。LDKで迫力の音を堪能、隣の簡易防音室で楽器演奏も
映画館やライブにいるような臨場感を味わえる
わが家で取り入れた音響システムには、映画館でも採用されているドルビーアトモスという音響技術が採用されています。 ですから、家に居ながらにして、映画は映画館のような迫力や、音楽はライブにいるような奥行き・包まれる感じが楽しめています。快適すぎて、ここのところ映画館に行くことがなくなってしまいました。 ちなみに、ゲームをしたときの臨場感もすごいです! たとえばマリオカートのエンジン音や通り抜ける音の臨場感たるや…。ゲームの音もこんなにつくり込まれていて、かっこよかったのかと、大人もワクワクします。
より音響を楽しめるようLDKは縦長に
音響を楽しめるように、LDKの間取りはひと空間の長方形の間取りにしました。これにより、スピーカーの音の広がりが楽しめます。いちばんバランスよく音が聞こえる場所(スイートスポット)を設定して配置するのですが、わが家は動画を観るときを考え、ソファの上にしています。 また、普段の暮らしでも楽しめるように、ダイニングテーブル上にリアスピーカー2つがくるような配置に。 出力方法を変えると天井全体から音楽が広く落ちてくる感じになり、まるでカフェのような雰囲気に! お披露目のときに音楽を流したら、ハウスメーカーの営業担当者や設計士からも「お店みたい!」と好評でした。
リビング横に趣味の楽器演奏を楽しむ防音室も設置
念願の簡易防音室は、リビングの横につくりました。ここなら、思い立ったときにすぐ演奏できるからです。 防音を考えれば、生活エリアから離れた間取りの方がよいのかもしれません。しかし、わざわざ楽器を取りに行くことがおっくうになり、演奏をめったにしない、使わない部屋となってしまう恐れもあります。そう考え、長く過ごすLDKからアクセスがよいことを重視しました。 結果、大正解だったと思います。わざわざ演奏しに移動する、という感覚がないのです。趣味を続けるうえで、とても大事なことだったと思います。
音もれ防止にリフォーム用の室内用のサッシも活用
こちらは簡易防音室の中からリビングを眺めた写真です。リビングに近いぶん、音もれ対策については考えました。 簡易防音室の窓は、リフォーム用などで使われる室内用のサッシ(内窓、複層ガラス入り)を取りつけ二重に。壁などは少し断熱材を厚めにしました。そしてリビング側のサッシも同様に二重扉に。2つのサッシの間に空気層ができることで、遮音性(音もれを防ぐ)を高めました。 しっかりとした防音室はなかなかお値段が高いもの。家庭用に簡易でできないか、ということで設計士と頭をひねらせて、通常の住宅で使うものの範囲で実現させました。 防音性能についての結果は満足。完全に音もれがない、とは言えませんが、思いっきりアコースティックギターを弾いたり歌ったりしても、リビングやダイニングでは気にならないレベル。音楽配信のために収録するときも役立っています。 朝早くや夜遅くも、近所のことを心配する必要なし。好きな時間に心置きなく没頭できて、とっても快適。 余談ですが、週に1回は息子たちの友達が集まって、わが家でゲームをして盛り上がっています。そんなときは簡易防音室でやってもらっています。 そうすると、キッチン横で在宅ワークをする筆者も快適(笑)。オンライン会議をする際に夫も使っていて、仕事でも役立っています。