元テレ朝アナ竹内由恵「この子はお腹をすかせて死んでしまう」…“おっぱい”と向き合い授乳に苦しんだ日々を明かす
大変なこと、つらいことでも、心の中でツッコミを入れると…
『ちびまる子ちゃん』世代の私。小さい頃からまるちゃんが大好きだったのですが、その影響なのか、日常の中で起こる出来事に対して、『ちびまる子ちゃん』のモノローグ(テレビアニメではキートン山田さんがされていたナレーション。二代目の現在はきむらきょうやさん)のように、心の中でツッコミを入れる癖があります。 たとえば、何度注意しても子どもが食べ物をこぼす時。「今度こぼしたら、このおもちゃ捨てるからね!」と言って、ゴミ箱におもちゃをポイッと捨てます。でも、実は捨てるつもりはないので……子どもが見ていないすきに、ゴミ箱からおもちゃを取り出してこっそりと拭きます。この時に「しかし買ったばかりのおもちゃを捨てるはずはないのであった(だって捨てられて一番無念なのは自分だもんね)」というツッコミを、心の中で入れるのです。 すると、子どもに言い聞かすためおもちゃを捨てるふりをした自分も、ゴミ箱に入れたそれを取り出して拭いている自分も、どこか滑稽(こつけい)に思えてくるのです。 心の中でツッコミを入れていくと、「え~~っ!」と思うようなことが起こっても、「大変なこと」「つらいこと」ではなく「面白いこと」として受け止められます。ちょっと嫌だなと思っても、「大したことじゃない」とやり過ごすことができるのです。 子どもの行動に驚いたり、唖然(あぜん)としたときは、主人公のまるちゃんのように「ガーン!」とか、「たら~っ(汗)」とか、効果音のような吹き出しの文字が頭の中で流れたり、現れたりします。まるちゃんのクラスメート・野口さんのように、「クックックッ」とこっそり笑うこともあります。あくまで心の中で、です(笑)。……このように、心の中にまるちゃんや野口さん(そしてキートン山田さん)がいることで、面白おかしく子育て生活を送っています。しんどいことも多い日々ですが、「なんか結局面白いよね」と笑い飛ばしながら! 竹内由恵 タレント、元テレビ朝日アナウンサー。現在は静岡県在住。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。大学2年の時にはボクシング部にマネージャーとして入部。2006年にミス慶應グランプリに。08年、テレビ朝日入社。「ミュージックステーション」「やべっちF.C.」など数々の番組で司会をつとめる。Mステ8代目サブ司会として、番組史上最長の5年間を担当。15年には「スーパーJチャンネル」メインキャスターに。19年3月に一般男性との結婚を発表し、同年末日にテレビ朝日を退社。その後、夫の勤務地である静岡県に移住する。以後は数カ月の専業主婦期間を経て、タレントとして活動を再開。21年に第一子、23年に第二子を出産。自身のインスタグラムでは、独特なタッチで子育ての様子を描いたマンガを投稿し、話題に。『ちびまる子ちゃん』の大ファンで、自宅で焙煎するほどのコーヒー好き。 ▼公式インスタグラム @yoshie0takeuchi 協力:祥伝社 祥伝社 Book Bang編集部 新潮社
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