【セントライト記念展望】実績でリードするコスモキュランダが中心
「セントライト記念・G2」(16日、中山) 皐月賞2着馬コスモキュランダが、ひと夏を越して充電完了。秋初戦を迎える。ダービー6着後は放牧へ出され、英気を養ってトレセンへ帰厩した。1週前追い切りは美浦Wの併せ馬。6F84秒0-11秒5のタイムで2馬身半先着と、復帰戦に向けて態勢を整えてきた。皐月賞馬&ダービー馬不在の前哨戦なら、主役の座は譲れない。 ダービー11着からの反撃に燃えるアーバンシック。1週前は美浦Wの3頭併せで6F82秒2-11秒6をマーク。年長馬2頭を相手にスケールアップした走りを披露して、成長を感じさせる内容だった。春の悔しさを胸に、リベンジの秋が始まる。 春は皐月賞7着→ダービー8着と善戦したエコロヴァルツ。1週前追い切りは栗東CWの併せ馬で、6F81秒6-11秒2をマークして1馬身先着。ラストの伸び脚は上々で、順調な仕上がりを見せている。V発進で世代上位の実力を証明できるか。 夏の上がり馬なら、新潟の1勝クラスを5馬身差で圧勝したスティンガーグラスだ。好位で折り合って直線に向くと、抜群の手応えで後続を一気に突き放した。半姉に18年阪神JF覇者ダノンファンタジーを持つ血統馬。ここでダービー組を撃破できれば、夢は広がる。 ラジオNIKKEI賞で小差3着だったヤマニンアドホック。デビューから5戦で全て馬券圏内という安定感は侮れない。