【エリザベス女王杯展望】レガレイラの巻き返しに期待だが、不安要素もあり混戦模様に
第49回エリザベス女王杯・G1が10日、京都競馬場の芝2200メートルで行われる。 【データで見る】レガレイラの血統、戦績 紅一点で今年の皐月賞6着、日本ダービー5着だったレガレイラ(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎、父スワーヴリチャード)はローズSからの参戦で、登録メンバーで唯一の3歳馬。その前走はスタートから4角まで後方で動かず、直線に懸けたが5着まで。上がり3ハロンは33秒1と最速だが、道中で動けない脚質だけに展開の助けが必要か。牝馬同士なら能力は上位だが、一度使った効果でどこまで良くなっているかを見極めたい。 古馬勢は22年の秋華賞馬スタニングローズ(牝5歳、栗東・高野友和厩舎、父キングカメハメハ)が有力か。スランプが続くが、前走のクイーンSでは6着とはいえ、勝ち馬と0秒2差。中間の調教で鋭い動きを連発している上に、今回は鞍上にクリスチャン・デムーロ騎手を迎えた。変身があるとすれば今回だろう。 あとは6戦4勝の上がり馬、ホールネス(牝4歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ロペデヴェガ)も面白い。前走の新潟牝馬Sは着差以上の快勝で、まだ底をみせていない。3着だったマーメイドSも大外からよく伸びていた。そのほか、ブリンカーを着用する予定のハーパー(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)や、雨馬場が得意なキミノナハマリア(牝4歳、栗東・千田輝彦厩舎、父ハービンジャー)にも可能性はある。
報知新聞社