パワハラが発覚、“若手カリスマ医師”だった院長の今「同じ場所で地域医療をやり続けることが罪滅ぼし」 #ニュースその後
辞令を受け取った後、江角さんは久しぶりに病院へ。1か月の停職期間で外来患者が離れてしまうのではないかという不安がありましたが、患者たちからは、「よかった。心配したんで」「先生が元気でここにおってくれるのが一番いい」という言葉が。こうした言葉に、江角さんは「ご心配をおかけしました。ごめんなさい」と一人一人に向き合いながら謝罪を伝えていました。 院長を解かれた江角さんは、空いた時間を患者や地域のために使うことを決意。信頼回復に向けて新たに始めたのが、医療の困りごとを聞いてまわる取り組みです。この日も、高齢者の自宅を訪問し、患者たちの声に耳を傾けていました。 志摩市民病院 江角悠太医師: 「今回の一件で医療不信、病院不信だったり、地域医療の地位を下げた。身をもって信頼回復を努め続けなければいけない。だからこそ、同じ場所で地域医療をやり続けることが、それが僕の罪滅ぼしというか、償う方法だとすごく感じています」 パワハラによって一瞬で崩れた信頼。回復に向けた道は始まったばかりです。
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