4500万円着服の日蓮宗僧侶を住職罷免 静岡県東部宗務所元会計担当
静岡県東部の95寺院で組織する日蓮宗県東部宗務所の元会計担当の住職が、16年近くにわたって資金約4500万円を着服していた問題で、全国74宗務所を統括する日蓮宗宗務院(東京都)は16日までに、住職罷免の懲戒処分とした。 処分は15日付。「事実は明白で、厳正な処罰が必要」と判断した。同宗務院によると、僧侶の資格は剝奪していない。所属寺院や氏名は明らかにしていない。 同所によると、2008年7月ごろから24年3月ごろまでの間、同所の口座から現金を引き出し、私的に流用していたとみられる。被害届の提出や刑事告訴などの対応については検討中としている。
静岡新聞社