今夏の沖縄への旅行者、国内からは前年並み、インバウンドの予約は堅調、空路の復便やクルーズ寄港で
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)はこのほど、2024年度6~8月の入域観光客数見通しを明らかにした。それによると、6月は最終的に国内外の旅行者合計で前年同月比111.5%の73万9900人が訪れたが、2019年比では85.2%にとどまった。内訳は国内旅行者が2019年度比で103.3%の58万8700人、海外からの旅行者が同50.7%の15万1200人。 7月は、国内外合計で前年同月比111.2%の86万5800人(2019年同月比89.9%)となる見込み。内訳は、国内が前年同月比99.7%の66万1700人、海外が同177.2%の20万4100人。8月は、国内外合計で同124.1%の90万4100人(2019年同月比88.5%)と予想。内訳は、国内が前年同月比112.3%の70万9700人、海外が同201.7%の19万4400人。 国内の旅行者について、前年度の8月は台風6号の甚大な影響があったことから、大幅に回復する見込み。東京・大阪以外の地方路線の需要も堅調に推移しているという。 海外からの旅行者は、空路は新規就航や復便で台北、韓国仁川、香港路線については予約が堅調に推移。特に台北は1週間あたり便数が2019年度比103%の復便率となっている。また、エアアジアが台北/那覇線を6月15日から1日1便のデイリー運航で新規就航したほか、香港航空も復便した。クルーズについては、7月に台湾、中国などから26回、8月は20回それぞれ寄港する予定だ。
トラベルボイス編集部