【下関ボート・SGチャレンジカップ】地元・寺田祥「(白井英治と)地元勢どちらかで優勝かっさらう」
下関ボートの「SG第27回チャレンジカップ」「GⅡ第11回レディースチャレンジカップ」は20日、予選2日目を迎える。 ◇ 気持ちの入ったレースでファンを沸かせた。地元の寺田祥(46、山口)は初日7R、4カドからコンマ07の鋭発を決めてスロー勢をねじ伏せるまくりで見せ場を作り2着。マーク位置の土屋に5コースからまくり差しで突き抜けられて白星発進とはいかなかったが、上位着奪取で堅調に滑り出した。 「試運転でいろいろ試したけど乗り心地が悪くて、いろいろやっていろいろ戻したりしていって、レースでは意外と乗れていましたね。足的には普通はあるけどもうちょい出切ればね、という感じでした」 やや強引な締めまくりとなりまだ足的な優位性を築くまでには至らないようだが、2周2マークのターンで交わした島村から「寺田さんの勢いがよかった」という声も聞かれたように、操縦性には手応えを得た。 賞金ランク34位で、4年ぶりグランプリ出場へ優勝がノルマで迎えた地元SG。オープニングセレモニーでは「(白井と)地元勢2人どちらかで優勝をかっさらっていきます」と力強くファンに優勝を誓った。 「今からまたちょっと考えてみます」とレース後は足早に整備場へ。2020年の下関メモリアルでは超抜級の足で準完全V。当地SG連覇でのGP出場へ、不断の整備調整で上積みを図り7、12Rでポイントを加算する。(小出大輔)