両陛下や皇族方がご弔問 日没後も三笠宮邸に関係者の出入り続く 青山通りでは半旗掲揚も
三笠宮妃百合子さまが薨去された15日、お住まいの宮邸がある赤坂御用地(東京都港区)には、夜になっても弔問の車の出入りが続いた。天皇、皇后両陛下は午後0時10分ごろ、御用地にお入りに。天皇陛下は黒のスーツ、皇后さまは黒い服に帽子姿で、報道陣に会釈で応じられた。 続いて、上皇ご夫妻や両陛下の長女、敬宮愛子さま、秋篠宮ご一家をはじめとした皇族方が相次いでご訪問。その後、親族や政府高官、関係者の弔問が続き、午後5時過ぎにはひっきりなしに車が到着するため、門が開放された状態になるほどだった。 御用地周辺では、百合子さまの薨去をいたむ人の姿も。大学1年生の男子学生(19)は、「長い間国民と一緒にいてくださり、ありがとうございましたと伝えに来た。101歳と、大変な時代をともに過ごしてきてくださった」と話し、御用地に向かって黙禱をささげた。また、近くの青山通りには、半旗を掲げて弔意を示すビルも見られた。