大東大、東海大と引き分け 全勝ストップも7季ぶり9度目の優勝へ前進【関東大学ラグビー】
◇関東大学ラグビーリーグ戦 大東大33―33東海大(27日・セナリオハウスフィールド三郷) 関東大学ラグビーリーグ戦で開幕から4連勝中の大東大は27日、7連覇を目指す東海大と埼玉県三郷市のセナリオハウスフィールド三郷で対戦し、33―33で引き分け。全勝は止まったものの今季成績を4勝1分けとして唯一の無敗を守り、7季ぶり9度目の優勝に前進した。 大東大は開始2分にFW信原(2年・大東大一)が先制トライ。8分には、旧社会人大会時代のトヨタ自動車や日本代表で活躍したロペティ・オトさんのおいにあたるFBタバケ・オト(3年・御所実)が自陣ゴール前のピンチで相手パスをインターセプトして90メートルを独走するなど前半だけで5トライ。33―14とリードして折り返す。後半は東海大の猛反撃を浴びて同点に追いつかれ、最後は自陣ゴール前に攻め込まれた上に反則の繰り返しによるシンビン(一時退場)で14人になったが「絶対にゴールは割らせないぞとみんなに声をかけ続けた」と振り返るFW蓑洞功志(みのほら・こうじ)主将(4年・御所実)が10分間に及んだロスタイムの末に相手ボールを奪うジャッカルでPKを獲得した。 「最後はチームのスローガンのパッション(情熱)と、運も味方してくれた。今年のチームは蓑洞主将はじめ、気が付くとごみを拾っているような選手が多いんです」と酒井監督は選手を称賛。大東大はこれで勝ち点25。残る2試合は今季すでに2敗の流通経大と法大。順調に連勝すれば優勝だが「優勝は意識せず、目の前の試合をターゲットに戦います」と蓑洞主将は自然体を強調した。
中日スポーツ