【ホラー漫画】爆音で音楽を流す、窓から文房具を投げる、尋常じゃない量の水を飲む…明らかに様子が変な友人に一体何が?【作者に聞く】
知人や自身が体験した怖い話を描いたコミックエッセイをブログやInstagramで配信しているぱるる(@palulu_diary)さん。物心がつく前から「この世のものではない何かがいる」と無意識に感じ、今でも霊感があるそうで、「目に見えるものだけがすべてではない」という想いで漫画を描いているという。 【漫画】「勝手に音が大きくなって…」と話す友人。命の危険を感じる行動も 時には体調に影響が出たり、身の危険を感じたりと、不可解な出来事をたくさん経験されているぱるるさんだからこそ表現できるリアルな怖さや不気味さに、背筋がゾッとする話ばかりだ。 ウォーカープラスでは、発売中の電子書籍「本当に怖いのは霊か人か… これは私や知人が震えた恐怖体験です」(ぱるる著)から一部抜粋し、ぱるるさんが友人のM子さんとルームシェアをしていたときの心霊体験を描いた「背後にいるのは誰」を全10回にわたりお届け。ぱるるさんに当時のことをインタビューしつつ紹介する。 今回は、急に会社を休んで部屋にこもったり、爆音で音楽を流したり、尋常じゃないほどの水を飲んだり、少しずつ様子がおかしくなっていくM子が、とうとう命の危機を感じる行動に出る。ぱるるさんは自分ではどうしようもなく、救急車を呼ぶが―。 ■友人のまさかの行動に絶句 ――ある日、M子さんが会社から帰ってきて自分の部屋に閉じこもり、大音量で音楽を流していますが、ぱるるさんがM子さんの部屋に突撃したとき、どのような様子でしたか? 「M子はあの爆音の中でボーッとしていました」 ――それから水を大量に飲んだり、暴れたり、窓から文房具を落としたり、しまいには身を乗り出したりと、M子さんの行動はだんだんとエスカレートしていきます。その姿を見たぱるるさんは病院へ連れていこうとされますね。 「本当にあのときのM子の様子は“異常な精神状態”のひと言につきます。窓から文房具を落としている姿を見たときは、下に人がいないかとヒヤッとしました。幸い誰もいなかったのですが…。窓から身を乗り出そうとしたところを間一髪で発見できたとき、さすがに病院に連れていこうと思いました」 ぱるるさんが病院に行こうと説得するも拒否するM子さん。「私は大丈夫だから」と言うM子さんの言葉に「私がもう限界だよ」と追いつめられるぱるるさん。病院の話をしたその夜、M子さんは急に暴れ出し、それを止めようとしたぱるるさんは力づくで部屋を追い出される。我慢の限界を迎えたぱるるさんは、ついに救急車を呼ぶことに。 そのときの様子を尋ねると、「お手上げ状態でした。一人ではどうすることもできないし、かといって何かしようとするとすべて拒まれるし、そこから逃げ出すこともできないので。一番怖かったのは、凶器となる物も家にはあるので、何かされたらどうしようということです。隣の住人に壁とか叩いて迷惑がかかったら…とも心配していました。こちらもいろいろとメンタルがやられました」と話してくれた。 取材協力:ぱるる(@palulu_diary)