JR九州の「鉄聞」 惜しまれつつ・・・100号を最後にインスタへ 去年は「フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー」最高賞にも
RKB毎日放送
JR九州の東京支社が発行している「鉄聞」というフリーペーパーがあります。 去年は、「フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー」最高賞にも選ばれました。 【写真で見る】去年は「フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー」最高賞・JR九州の「鉄聞」インスタへ 10年以上、1人の社員が制作を担当していて、このほど区切りの100号が発行されました。 ■「九州の旅、首都圏の人に知ってもらいたい」 2013年に運行を始めた豪華寝台列車「ななつ星in九州」、 浦島太郎の竜宮伝説をモチーフにした「指宿のたまて箱」など、 九州の列車の旅を、首都圏の人たちに広く知ってもらおうと発行されているのが、フリーペーパーの「鉄聞」です。 ■創刊当時から現地を”取材”して制作 制作を担当しているのはJR九州東京支社の保戸田麻衣子さん(43)。 JR九州 保戸田麻衣子さん 「色鉛筆は12色くらい。無い色は混ぜて使っています」 2011年の創刊当初から「鉄聞」づくりに携わってきました。 JR九州 保戸田麻衣子さん 「ほとんどの列車に実際に現地に行って乗ってみて、 あと現地の方のお話を聞いたりとか、 あとはJR九州の各支社の方に同行取材してもらったりとか、 いろんな方にご協力いただきながら発行しました」 創刊当時の上司は当時をこう振り返ります。 JR九州 宮野原佳 総務部担当部長 「保戸田さんが私のところに鉄聞っていうフリーペーパーをやってみたいと 言ってきたのが最初のきっかけなんですよね。 自分でイラストの学校まで通ってずっと続けてくれたんですよね。 それはすごい印象深いですね。 彼女はやっぱり真面目で実際に現地に取材に行くんですよ。 その場所まで行っていろんな方の話を聞くんです。 紹介されているお店も、一軒一軒ちゃんと彼女が訪ねて行って書いている。 本人がやりたいと言って始めた仕事とはいえ、 まぁ、丁寧に作っているなと思います。 千葉の出身なんですよね。 逆に九州愛がこんなにたくさんあって私たちJR九州にとっても大事な社員です」 ■イラストも記事も全て手書き 保戸田さん自身が一番印象に残っているのは「ふたつ星4047」のイラストが描かれている「鉄聞」88・89号。