JR九州の「鉄聞」 惜しまれつつ・・・100号を最後にインスタへ 去年は「フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー」最高賞にも
JR九州 保戸田麻衣子さん 「育休明けで久しぶりに取材に行って、 久しぶりに鉄聞を書いたという思いがありまして、 上手に書けたかなと思っています」 「鉄聞」の一番の特徴はイラストも記事も全て手書きであることです。 JR九州 保戸田麻衣子さん 「もともとフリーペーパー専門店がオープンしたときに、 既存のパンフレットを持って行ったら、 それはフリーペーパーではなくパンフレットだと断られてしまいまして、 たまたま目に入った小学生が書いた手書きの新聞を見つけて、 それで『こんな感じで手書きで書いてきたら来たらいいですか?』 とお伝えしたら、店主の方が『いいですよ』とのことだったので、 手書きで書いてみました」 ただ、手書きにしたことで苦労もあったと言います。 JR九州 保戸田麻衣子さん 「イラストは苦手です。 カルチャー教室に通ったり通信教育をしたりして練習しています。難しいです。 なかなかうまくならないです」 ■「フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー」最高賞に そんなイラストも「温かみがある」と好評の「鉄聞」。 2013年には「日本フリーペーパー大賞」の読者投票部門で1位になりました。 去年は「フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー」で最高賞に選ばれました。 ■記念すべき100号が完成 保戸田さんの日ごろの業務は経理や秘書などのデスクワーク。 こうした日常業務のかたわら、「鉄聞」の制作をしていて構想から完成まで、およそ1か月かかります。 JR九州 保戸田麻衣子さん 「できました~」 記念すべき100号が完成しました。 JR九州 保戸田麻衣子さん 「良かったです。安心しました!!無事に出来上がって」 当初は月一回の発行が基本でしたが、保戸田さんが産休の間は発行せずコロナ禍以降は2か月に一度のペースに変更。 創刊から13年あまりでこのほど100号に到達しました。区切りの100号は、保戸田さん自身や見守ってきた人たちの思いで埋め尽くされています。 紙面には、読者への感謝の言葉が綴られています。