「維新消滅の危機、やるしかない」 知事との兼務悩んだ吉村氏、会見で出馬の経緯を吐露
日本維新の会の代表選(17日告示、12月1日投開票)に立候補する意向を表明した吉村洋文共同代表(49)は12日の記者会見で、先の衆院選で与党が過半数割れする中、議席を減らした維新の現状について「国政政党として消滅の危機にある」との認識を示した。維新は大阪府内の全19小選挙区を制したが、全体の議席は公示前の43から38に減らしており「全国では極めて厳しい選挙結果だ」と改めて述べた。 【ひと目でわかる】比例得票でも〝最弱〟大阪自民、2連続で対維新「0勝15敗」 大阪府知事も務める吉村氏は令和4年の代表選に際し、知事の職務に専念するとして立候補を見送った。今回立候補する意向を決めた理由については「選挙結果に責任を負う立場でもあり、非常に悩んだ」と吐露した上で「やるしかないという思いだ」と語った。 10月の衆院選で維新は3年の前回選よりも68人多い164人を擁立したが、獲得議席は公示前の43から38に減少。比例代表票は3年時と比べ約300万票減らした。 今回、立憲民主党と国民民主党が議席を増やす中、吉村氏は維新について「野党で独り負け」と指摘し、代表選を実施すべきだと主張していた。