不登校や教育現場に「世界一楽しい革命」 学校に行けない子供の居場所『トーキョーコーヒー』 わずか2年で全国に400近い拠点
■家庭と学校が子供の全世界 不登校は「世界の半分が真っ暗闇」
吉田田さんが今、伝えたい事とは…。 今年6月に行われた「トーキョーコーヒーあべの」主催のトークイベントで、次のように語りました。 【トーキョーコーヒー 代表 吉田田タカシさん】「ほとんどの場合っていうのは、まず、子供が学校行かないとなった瞬間に、(親は)自分を責めるんです。『私の子育て、何か途中で間違えたのかな?』と。『なんでみんなが行けてる学校に、うちの子は行かれへんのやろ?』」 「学校と家庭というのが子供にとってほとんど全世界なんですけど、『世界の半分がもう真っ暗闇なんです』ってお母さんに白状したんですよね。『無理なんです』と。『この真っ暗闇の所に行きたくない』と言ったら、その結果どうなったかというと、家庭も真っ暗闇になったんですよ。『ここだけは自分を安心していさせてくれる場所と思ってたのに、私のせいでお父さんとお母さんがけんかしてるし、お母さん夜になったら泣いてるし』。お母さんの心の中は、もちろん味方ですよ。もちろんあなたの味方なんだけど、本人からしたら死ぬほど行きたくないって言っているのに、そこに行かないと不幸になるって言ってくる人が、味方だなんて思えない」 学生時代の学校への違和感、子供が学校に行かなくなったこと…。吉田田さん自身の経験に基づく考えに共感が広がっています。
【トークイベント参加者】「(子供は)中1です」 【トークイベント参加者】「中1と小4です」 【トークイベント参加者】「子供が学校に行けない状況になって初めて『あ、間違っていた』と。何ができるか分からないけど、持って帰って動きだしたいなと思いました」 【トーキョーコーヒー 代表 吉田田タカシさん】「もう僕のものじゃなくなった、トーキョーコーヒーが。僕がやっているというより、みんながやっていて、僕は言い出しっぺで、みんながそれぞれの考えでやっているし、地域や教育関係者を巻き込んでいっているし、すごいなって思っている」