「今日はバレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」五輪で引退の主将・古賀紗理那は涙 準々決勝にわずかな希望
◇パリオリンピック2024 バレーボール女子 予選リーグ グループB 日本3-0ケニア(大会9日目=3日、パリ南アリーナ) 【一覧】日本-ケニア終了時の予選リーグ順位表 準々決勝進出にわずかに望みをつなぎ、予選リーグ最終第3戦のケニア戦を3-0(25-17、25-22、25-12)勝利した日本。このオリンピックで現役引退を表明しているキャプテンの古賀紗理那選手が、試合後のインタビューに応えました。 3位の成績上位2チームに入れば準々決勝進出ができる日本。そのゆくえはグループAの3位アメリカの翌日の結果次第(アメリカがフランスに0-3での敗退が条件)。予選リーグ敗退となれば、これが古賀選手の現役ラストマッチとなります。 試合後、古賀選手は涙ながらに「今日勝って、最後かもしれないし、最後じゃないかもしれないしというところで、本当にみんなで気持ち立 て直して勝つことができて良かったです」とゲームを振り返りました。 今大会、古賀選手は3試合すべてチーム最多得点を記録(初戦ポーランド26得点、第2戦ブラジル10得点、第3戦ケニア16得点)。エースとしてキャプテンとしてチームをけん引。「今日はキャプテンとかそういうのは考えずに、バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」とコメント。 わずかに可能性を残している準々決勝進出に向けて、古賀選手は「今日が最後だったかもしれないし、最後じゃないかもしれないので、しっかりもう一回気持ち入れて戦っていきたいと思います」と涙をぬぐい、観客に手を振りながらアリーナを後にしました。 眞鍋政義監督は「この3年間、古賀のチームなのでね。古賀が本当にキャプテンとしてよく頑張ってくれました」と称賛の言葉を残しています。