第93回選抜高校野球 東海大 相模×甲府 「リベンジ」へ、気持ち新たに 第2日・第3試合 /神奈川
<センバツ高校野球> 3月19日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が23日、オンラインで開かれ、東海大相模は大会第2日の20日、第3試合で東海大甲府(山梨)と対戦することが決まった。同じ東海大系列で、2020年10月の秋季関東地区大会2回戦でサヨナラ負けを喫した相手。選手たちは「リベンジ」に向け気持ちを新たにした。【宮島麻実】 抽選会は出場校の主将をオンラインでつなぐ形で行われた。予備抽選で出場32校の最後にくじを引くことになった東海大相模の大塚瑠晏(るあん)主将(2年)は対戦相手が東海大甲府に決まると表情を引き締めた。 秋季関東大会2回戦は1―2の悔しい敗戦だった。打線は東海大甲府のエース・若山恵斗投手(同)を前に5安打に抑えられ、1点リードで迎えた九回裏に好投を続けていた石田隼都投手(同)が踏ん張れず、逆転を許した。 新型コロナウイルスの感染防止で書面での取材に応じた門馬敬治監督は「いろいろな意味で勝負の厳しさを教わった相手。敗戦によって気づかされた自分たちの弱さを克服し、生まれ変わったチームとして臨みたい」とコメント。大塚主将は抽選会後のインタビューで「絶対にリベンジしたい。相模の『アグレッシブベースボール』で日本一をとりたい」と意気込んだ。 ◇春夏合わせ19回目 東海大甲府 1946年創立の私立校。74年から東海大学の系列校となる。野球部は58年に創部。81年に夏の甲子園に、87年にセンバツに初出場し、今回で春夏合わせて19回目の甲子園となる。OBに中日の高橋周平選手らがいる。昨秋の関東大会でベスト4に入った。秋の大会は、4割超の高打率をマークした中軸打者3人を中心に攻撃的な野球を展開。投手陣はエース左腕・若山恵斗投手が緩急を織り交ぜた投球で強豪打線を抑えた。