鹿島、始動初日から鬼木カラー全開「ちょろちょろっと出すな!」川崎から持ち込んだパス練習を実施
鬼木達・新監督を迎えた鹿島アントラーズの2025年シーズンが7日、始動した。茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで、初日のトレーニングをスタートさせた。 * * * 始動初日の午前練習から、「鬼木カラー」全開のトレーニングとなった。 フィジカル系のメニューで体を起こした後、取りかかったのは五人一組のパス練習。4方向からのパスを中央に入った選手が2タッチでさばくもので、指揮官が2017年から昨季まで率いた川崎で「おなじみ」のメニューだった。 ルーツは元筑波大、川崎監督の風間八宏氏にあり、同氏が川崎に導入したものを鬼木氏も継承してきた。川崎では、新加入選手がこのメニューに苦戦し、フロンターレの洗礼を浴びることが“春の風物詩”だった。 この日の鹿島の選手たちのパフォーマンスも、伸びしろ十分、といったところ。鬼木監督からは「こだわろう。1個1個こだわろう」「ちょろちょろっと出すな!」「ボールの回転にも意識を」「ピタッとするのが1番。できなかったら次でリカバー!」などと声が飛んだ。
報知新聞社