ジムカーナを満喫して就活までできるなんて一石二鳥! フォーミュラジムカーナを通して就職した学生が語る「貴重すぎる場」
フォーミュラジムカーナを通じて就職した人がいた!
昨年から始まった新しいモータースポーツカテゴリー、フォーミュラジムカーナ。運営側で用意された車両を使って戦う、完全イコールコンディションが特徴なこの競技。書類選考によって選ばれた各大学の自動車部が競うという内容だ。 【画像】フォーミュラジムカーナのそのほかの画像を見る そんな競技会場、じつは協賛メーカー各社(主に自動車関連企業)のリクルーティングの場にもなっている。今回はこのフォーミュラジムカーナを通して、WEB CARTOPを運営する交通タイムス社に入社した大分大学出身の立花義鷹君にスポットを当てた。
最初から顔が見えるフォーミュラジムカーナだからこそ
筆者と立花君との出会いは、2023年7月に開催された鈴鹿ツインラウンドであった。昼食兼懇親会タイムで「どうやったら自動車メディアの職に就くことができますか?」と聞かれたのが最初であった。そのとき、WEB CARTOPチームで取材をしていたのは駆け出し自動車ジャーナリスト(当時25歳)の筆者と編集の井上氏(当時28歳)という若手コンビ。各々が現在の職にたどり着くまでの経緯を話すと、より興味が沸いていた様子であった。 「昔から自動車メディアに興味があった」と話していた立花君は我々の名刺を受け取り、「今後相談させてください!」とコメントしていたのを覚えている。 その後、立花君は井上氏とやり取りを重ね、長期休みのタイミングで関東にある実家への帰省時に交通タイムス社にも訪問し、コミュニケーションを重ねたそうだ。通常の就活ならば一括した担当窓口とのやり取りが多いかもしれないが、最初からお互いの顔が見えた状態で直接コミュニケーションが取れるフォーミュラジムカーナだからこそ、来社のタイミングや相談のやり取りで、密な連携ができた好例かもしれない。 こうして、立花君は交通タイムス社へのアプローチを行い、自身で今後の進路を検討し、2024年4月に新入社員として入社する運びとなったのだ。
クルマ好きのキャリア相談ができる場所
入社後の感想を立花君に聞くと、「やりたかった仕事に就くことができて、いろんなクルマに触ることができて、毎日充実した日々です!」とコメントしていた。実際に自動車メディアで働いている筆者がいうのもなんだが、自動車メディア業界というのは入り方がわかりづらい業界でもある。そう考えると、フォーミュラジムカーナの場は立花君にとっていい機会であったのではないだろうか? それは自動車に携わるほかのジャンルの企業でもいえるかもしれない。フォーミュラジムカーナには多くの企業が携わり、ブース出展をしている。クルマ好きが集う自動車部の学生にとって、「自動車業界ってどんな感じなの?」、「給料は?」、「休みは?」……といった悩みも多いはず。 そんなときでもフォーミュラジムカーナの現場であれば、「こういった企業に行きたいのですが……」とクルマ好き社会人の大人たちに相談できる場だと筆者は考えている。 実際に8月の広島ラウンドでも、「いま看護学部なのですが、自動車関連に進むには転部したほうがいいですか? 生かせる職種はありますか?」と各企業や自身もモータースポーツを楽しむ大会ドクターに質問している学生もいた。 決してその場に希望している企業や自動車関連業種がなくても、キャリア相談ができる場所。それがフォーミュラジムカーナなのだ。
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