シリーズ最新作の撮影現場に密着!『ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ』劇場公開決定
「ベイビーわるきゅーれ」こと「ベビわる」シリーズ最新作『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』(9月27日公開)の撮影現場に密着したドキュメンタリー映画『ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ』が10月4日(金)より全国公開される。 【写真を見る】「ベビわる」シリーズのアクションが生まれる現場が映しだされる 本作は、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の撮影現場に密着したドキュメンタリー映画。2021年7月、超低予算のアクション映画『ベイビーわるきゅーれ』(21)は公開されるやいなや、日本のアクション界に衝撃を巻き起こした。脱力系殺し屋コンビ、ちさととまひろの日常を、ゆるゆるトークとソリッドなアクションの合せ技で描きだし、監督の阪元裕吾の卓越したセンスと白熱したスタントをハイクオリティな映像で見せつけた。また、いまや出演作が目白押しの人気俳優となったちさと役の高石あかりと、本業はスタントパフォーマーで「ベビわる」で映画初主演をはたした、まひろ役の伊澤彩織という名コンビの、途方もない実力も世に知らしめることになった。 「ベビわる」はたちまち熱狂的なファンを生み、続編『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』(23)が公開。そして2024年には第3作にして集大成となる『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が9月27日(金)より公開となる。さらに秋にはテレビシリーズ「ベイビーわるきゅーれ エブリディ!」が放送されるなど、「ベビわる」ワールドは増殖を続けている。 そんな「ベビわる」の舞台裏が、ついにドキュメンタリー映画として劇場公開されることが決定。本作では、宮崎県でロケを敢行した『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の制作現場に完全密着。ジョン・ウーとのコラボでも知られるアクション監督、園村健介の怒涛のアクションがいかにして生まれるのかをつまびらかに明かすだけでなく、現場に襲いかかるトラブルの数々、体力と精神力のギリギリまで追い詰められる出演者たち、予想外の事態に妥協を迫られる阪元らスタッフの苦悩など、決して順風満帆とはいかない映画作りの生々しい現場が映しだされている。 また従来のメイキングドキュメンタリーと一線を画すのは“スタント”という人間と人間のぶつかり合いを、アスリートの闘いを観察するかのように克明に記録していること。史上最強の敵、冬村かえでを怪演した池松壮亮と、ちさととまひろの死闘シーンの撮影の模様では、演技とスタントが渾然一体となり、技と技とがせめぎあう緊張感も映像に収められている。 ファンを増やし続ける「ベビわる」の貴重な舞台裏に迫った本作。本編さながらの迫力で観るものを圧倒する異色のドキュメンタリーを映画館で堪能してほしい! ■<コメント> ●高橋明大(監督、撮影、編集) 「撮影現場を少し遠巻きに眺めながら、そのとき、そこにあったものを一つでも多く映像に収めようと腐心しました。まるで新しいダンスのステップのような、ある種のスポーツの体さばきのような、敬虔な祈りのような、演者の身体と心の躍動を目と耳で追いながら、音楽になる手前の、音の羅列のようなドキュメンタリーが作れたらな、と思っていました。これは、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ最高峰のアクションに挑んだ、プロフェッショナルたちの記録です。強さも、弱さも、たくさんの美しいものが映っていると思います。『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』本編と合わせて、どうぞご覧ください」 文/スズキヒロシ ※高石あかりの「高」は、「はしごだか」が正式表記