田中碧はすでに《イングランド2部最高クラスのMF》の評価を確立した 絶賛されるサッカーIQの高さ「2部リーグ全チームの中でも今夏最高の契約の1つ」
すでにリーズの重要戦力に
今季序盤戦だけで、リーズ・ユナイテッドMF田中碧はイングランド2部リーグ最高クラスのセントラルMFとの評価を手にしつつある。 加入当初は中盤のバックアッパーからスタートしたが、主力だったイーサン・アンパドゥとイリア・グルエフが揃って離脱。そこからは田中とジョー・ロズウェルがボランチでコンビを組んでおり、田中は10月1日のノリッジ・シティ戦より10試合連続でフル出場を果たしている。 27日に行われた第17節のルートン・タウン戦にもフル出場し、3-0の勝利に貢献。英『Football League World』は田中が先発したゲームのほとんどでMOM級の輝きを放っていると絶賛する。 「ルートン・タウン戦でベストパフォーマンスを見せた選手の1人が田中であり、そしてこの光景は見慣れたものとなりつつある。田中は今季リーズのベストプレイヤーであり、先発した10試合全てでMOMの最有力候補になっていたと言える。昇格を目指すチームの中で、田中はカギを握る存在となる」 「リーズは中盤で長く活躍できる選手を格安で獲得したのだ。田中の獲得に費やした340万ポンドは、2部リーグ全チームの中でも今夏最高の契約の1つに挙げられるはずだ。田中はすでにジョシュ・カレン、ジョシュ・ブラウンヒル、グスタヴォ・ハメル、ベン・シーフ、リーズの仲間であるアンパドゥらと並び、リーグ最高のMFの1人としての地位を確立しつつある。プレスをいなす力、優れたパス精度はリーグの多くのMFと一線を画すものとなっている。彼の驚異的なまでのサッカーIQは、このリーグより一段上にある。彼はボールが来る前に次の動きを理解しているタイプの選手だ。この判断力、パス精度は相手の守備を崩す強力な武器となっている」 現在リーズはシェフィールド・ユナイテッドと並ぶ勝ち点35を稼ぎ、得失点差で首位に立っている。田中としても早くプレミアリーグで戦いたいはずで、このまま昇格を勝ち取れれば最高のリーズ1年目だ。そのクオリティはプレミアのレベルでも通用するのか。すでに2部は支配しつつあり、試合を重ねるごとに田中の評価は上がり続けている。
構成/ザ・ワールド編集部
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