小池都知事が定例会見6月1日(全文1)待機児童数、前年比3100名減(速報値)
東京都の小池百合子知事が27日午後2時から都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】東京都・小池百合子知事が都庁で定例会見(2018年6月1日)」に対応しております。
待機児童数についての速報値について
小池:よろしくお願いいたします。 朝日新聞:お願いします。今月から幹事社になりました朝日新聞です。それでは知事の定例会見を始めさせていただきたいと思います。 小池:それでは始めさせていただきます。今日、私のほうから5本、ご報告がございます。その前に今日、かりゆしの日でございまして、沖縄担当大臣のときにクールビズの代表例ということでかりゆしを奨励させていただき、今日、勝手ながら、かりゆしの日と定めさせていただいた私でございます。ということで、かりゆしを着てまいりました。 まずは都内の待機児童数についての速報値についてお知らせをいたしておきます。今年の4月1日現在、都内の待機児童数が、昨年に比べまして全体で3100名減少いたしました。これを内訳で見ますと、区部で約4割削減、縮減、そして市町村部においても約3割減少いたしまして、待機児童数総数5500名を下回る見込みとなりました。これは待機児童対策、私にとりましても知事に就任して真っ先に取り組んだ案件でございます。予算も力も注いできたところでございますけれども、一昨年9月には緊急対策を組んで、そして区市町村と連携をしながら、さまざまな政策、施策を進めてきたところでございます。それぞれ区市町村においての長の方々も、大変ご努力をされてきたということでございます。こうした取り組みが今回の待機児童数の減少につながったと、このように考えております。 今後、2019年度末までの待機児童の解消ということを目標にしておりますけれども、区市町村と連携を、さらに密にいたしながら、保育サービスの整備をさらに加速させていきたいと考えております。今年4月に施行されました改正子ども・子育て支援法でございますけれども、都道府県が待機児童の解消を促進するために、区市町村と協議会を設置できる仕組みが創設されております。現在、都といたしまして、発足に向けて協議を進めておりまして、できるだけ早期にこれを開催したいと思っております。これによって現場である区市町村との連携、さらにいっそう進めていくということでございます。 で、今日、お示しをいたしました、この数値でありますけれども、現在の速報値でありまして、そしてさらに精査をして数字を出しますけれども、7月には保育サービス利用の児童数などと併せまして、あらためて公表させていただきますが、今日は速報値ということでお伝えをさせていただきました。それぞれの地域にふさわしい取り組みをしてくださっているのと、それからご承知のように都立公園の一部に保育施設をつくるなどの動き、これまでも取り組みがありましたけれども、やはり種をまいて、芽が出て、花が開くっていうのはいろいろ時間もかかるわけではございますけれども、まさしくその花が開きつつあるなということを実感するところでございます。 ちなみに、各市町村が認可保育所をはじめとする保育サービスの拡大を進めてきていることが、この大幅な減少に、待機児童の減少につながったものですけれども、ちなみに平成29年度、都内でできました認可保育所でありますけれども、約250カ所の増加となっています。前の年が216カ所で上回っているということであります。考えてもみていただければと思うんですが、例えばパン屋さんを開きますといってチェーン店をつくろうとすると、結構、時間かかります。で、それぞれがそれぞれのニーズに応じて、きちんと標準に合ったものをつくっていって、子供たちを集めてと、そしてもちろん重要な保育士さんを集めてという、こういう一連の作業をずっとやっていって、1年間に250件というのは、私はかなり、それぞれが努力してくださって、今、社会の方向が、待機児童対策やろうよねという大きな流れが出来上がってきているのかなというふうに思っております。人口動態全体で見ればどうかとかいろいろございますけれども、やはり子供を産み、育てやすく、そして女性の方々も働きやすく、お父さんも働きやすくということを、ぜひ実現してまいりたいと考えております。