「無印良品ヒット作の系譜」時代に合わせたマイナーチェンジやアップデートが見えてくる!? ブランドが追及する独自のヒットの法則とは?
■1991年:「脚付マットレス」発売 無印良品の寝具の代表格、脚付マットレス。当時はマットレスと脚が分解できなかったが、2002年から分解可能に。コイルスプリングや構造もアップデートしている。 ■1992年:「MDFボックス」発売 均一な構造で丈夫なMDFの家具。組み合わせを楽しめる収納はここからスタートした。その後素材はパルプボードボックスに受け継がれ、進化する。 ■1997年:「エアファニチャー」発売 中身を空気にすることで省資源・省スペース・軽量コンパクトであることが売りだったエアファニチャー。時代を先取りしたともいえるこのコンセプトは、2024年の大ヒット商品「空気でできたソファ」に受け継がれている。 ■1999年:「化粧品」発売 無印良品の一大カテゴリーに成長したスキンケア・フェイスケア。そのスタートとなった商品。マイナーチェンジはあるものの基本的なデザインは長い間続いた。
■2000年:「バナナバウム」発売 バウムクーヘンといえば円筒形のお菓子のイメージだった時代に、バータイプとして登場したことが衝撃的。様々なフレーバーが登場したが、バナナ味は今も人気だ。 ■2002年:「体にフィットするソファ」発売 あまりに快適な座り心地から、SNSで「人をダメにするソファ」として大きな話題になった。そのイメージが強いが、実はSNSが普及する以前から売れ続けていたアイテムだ。 ■2004年:「木製食器(アカシア)」&「ポリプロピレンファイルボックススタンダードタイプ」発売 衝撃に強く腐りにくいアカシアの木を使った食器シリーズ。玄関の小物入れやアクセサリー入れとしても人気が出た。現在アカシアの食器シリーズは、スプーンやカッティングボードなど調理器具も登場している。シリーズで揃えたい! 収納カテゴリーのロングセラーシリーズ。現在、素材は再生ポリプロピレン入りの商品へと受け継がれ、サステナビリティが意識されており、カラバリもダークグレーが登場。 ■2006年:「直角靴下」発売 チェコのおばあちゃんが手編みした靴下からヒントを得た、直角でずれにくい靴下。この商品がヒットしたことで、無印良品の靴下はフットカバーを除きすべて直角になった。 ■2009年:「レトルトバターチキンカレー」発売 「無印良品といえばバターチキンカレー」と言われるほどのベストセラー。何度もリニューアルを行い現在は6代目。今年、初代から6代目まで勢揃いするフェアも開催。