具志堅用高氏 15日大阪でV1戦のIBF世界バンタム王者・西田凌佑に「負けないボクシングをする」
プロボクシング元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(69)が自身のYouTubeチャンネル「具志堅用高のネクストチャレンジ」を12日までに更新。元IBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載(36=角海老宝石)とともにIBF世界バンタム級王者の西田凌佑(28=六島)について語った。 具志堅氏は「(西田は)負けないボクシングをするね。(世界)チャンピオンになる前から見ているけど。打たれない、打たさない。完全にボクシングしている」と完成度の高いアウトボクシングが持ち味であることを指摘した。小国は「うまいですね。距離がメチャメチャうまい」と同意。その後に2人で西田がミット打ちする様子を動画で確認した。小国は「まっすぐ(左ストレート)のモーションが小さい」と予備動作があまりなく、見えにくいパンチであるという印象を語った。具志堅氏は「大事なのはガード。(サウスポーの前の手である)右ガードがずっと落ちない。あの位置にあればパンチをもらわない、相手は打っていけない。ガンガン振る、パンチのあるファイターじゃないと(西田を)崩せないんじゃないか」と語った。 西田は15日に大阪・住吉スポーツセンターで14位アヌチャイ・ドンスア(28=タイ)を相手に初防衛戦に臨む。バンタム級は日本人が世界主要4団体王座を独占しており、統一戦の実施が期待される。具志堅氏は「1試合1試合、落とせない。夢をつかむために頑張らないと」と西田に快勝を期待した。