上限1日1万円の軍資金で競馬予想に挑む場合、賭け金をどう配分するのがベストか【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第122回
そして、200円のレースに物足りなさを感じている分、2000、6000円のレースをより楽しめるとも言えるので、全く問題はないかと思います。 このやり方の素晴らしいところは10000円の配分を明確に決めて、そのルールで馬券を購入しているという点です。 これによってまずどんなに負けても10000円。それ以上の負けはないので、極端な話、競馬で借金をしたり、身を滅ぼすようなことはありません。メンタルの崩壊をルールによって避けているといえます。 これは競馬に限らずですが、自分の決めるルールで自分を守ることはとても大事です。 例えば痩せたい、太りたくないという人が、夜20時以降は食事をしないというルールを自分で決めていることもそうです。人間の本能や欲を自分が決めたルールで自制する。これはとても素晴らしいことだと考えます。 では、もし自分が10000円で遊ぶならどうしますか?という質問に対しての解答ですが、自分なら1レースに絞ります。 24レース、36レースのうち、1番狙いたいレースに1万円勝負します。他のレースは予想だけして「見」します。指定されずに自分で選べるのですから、こんなにいいことはありません。 実際、今もやるレースは1日5レース前後です。明確なルールがあるわけではありませんが、長年の経験で自分でコントロール出来るので、特にルールを決めなくても自然に出来るようになりました。 仮にこの1日10000円勝負がテレビ収録だったりした場合は、視聴者目線で1番盛り上がるように買います。配当より的中が大切になる場合もあるので、そこは臨機応変に対応します。 結論から言えば、このままこの買い方で続けていいと思います。そして、軍資金が貯まったりしたらまた新たなルールにしていくとより楽しめるかもしれません。 ☆じゃいさんに相談したい悩み事を募集します! ペンネーム・性別、相談に必要な情報(年齢や職業など)があればそれも明記し、以下アドレスまで相談内容をメールでお送りください。じゃいさんが「ギャンブル的思考」でアドバイスします! 【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで! じゃい1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。 構成・撮影/キンマサタカ