ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情
最高のスタートから一転、窮地である。 ソフトバンクは敵地横浜での日本シリーズ第1、2戦で連勝したものの、福岡で3連敗。DeNAに王手をかけられた。 ❤くっきりボディーラインが SEXYすぎるっ❤ SB栗原の妻は雑誌でも大活躍のグラドル! この3連敗中はわずか1得点。貧打は26イニング連続無得点に陥り、深刻な事態となっているが、ホークスOBの山内孝徳氏は「投手起用の差も大きい」と、こう続ける。 「小久保監督はシーズン中、積極的に若手を抜擢し、チームを底上げしたことは大きな功績です。しかし、若手は『期待はできても計算はできない』もの。日本シリーズのような緊迫した短期決戦となれば、なおさらその傾向が強い。今日抑えたからといって、明日も抑えられるとは限らないのです」 それが顕著に出たのが、ともに育成出身2年目の前田純(24)と木村光(24)だ。前田は10月29日の3戦目で4番手としてリリーフ登板。2イニングを無失点に抑えたものの、3番手で起用された31日の5戦目は牧に3ランを浴びた。木村は4戦目の30日は九回を無失点で凌いだが、31日は九回の満塁の場面でマウンドに送られ、梶原に2点適時打を浴びた。 「ソフトバンクは経験豊富でリリーフとして計算できる松本裕と藤井、和田がケガで不在。駒不足は仕方ないにせよ、果たしてどこまで日本シリーズに向けた投手起用を練ったのか。一方、DeNAの三浦監督は守護神の森原がケガで満足に投げられない中、ポストシーズンは適材適所の日替わり抑えが功を奏している。連敗した1、2戦目のリリーフ起用を見ても、このシリーズにおける起用法、意図が感じ取れた」(前出の山内氏) ソフトバンクは3連敗中、いずれも先発投手は1失点。「いずれも投球が不安定になり出していたので、継投のタイミング自体は間違っていない」(山内氏)が、全体的な投手のマネジメントの部分で差が出たということだろう。 別のOBは「ムードメーカーの不在も響いています」と、こう続ける。 「今のソフトバンクは必ずしも、ベンチの雰囲気が良いとは言えない。三塁ベースコーチャーだった井出外野守備走塁コーチは、判断ミスでの本塁憤死が相次ぎ、小久保監督が激怒。その後、井出コーチは体調不良となり、長期欠場中です。元々小久保監督は選手から『怖い』というイメージを持たれていたが、この一件でより恐れられるようになった。それでも結果が出ている間は不平不満は表面化しないもの。雰囲気も自然と良くなりますからね。問題はチーム状態が悪くなった時です」 過去のソフトバンクは川崎や松田、川島らがムードメーカーとなり、負けが込んでいる時でも、デカい声で暗いムードを吹き飛ばしていた。そうした選手が今のソフトバンクにはいない。 「勝っている時はムードメーカーは不要だが、いざとなった時にそれができる選手がいるといないでは違う。ベテランの柳田や今宮はそうしたタイプではなく、近藤や山川ら移籍組にそれを求めるのも酷。ベンチの雰囲気を見る限り、今のソフトバンクはチームがまとまりに欠けている印象です」(前出のOB) DeNAは2連敗した27日の試合後、主将の牧が選手を集め、緊急ミーティングを開催。意見や知恵を絞る中、ムードメーカーの桑原が一席ぶった。「今の雰囲気では勝てない」と断言し、ナインに「負けて悔しくないんか? 気持ちを1つにしよう」と呼びかけ、チームに活を入れたという。 その桑原は今年の日本シリーズでは23打数9安打、打率.391。守備でも好捕を連発し、口だけではなくプレーでもチームをけん引している。 個々の選手の実績を見れば、ソフトバンクに軍配が上がるが、野球はチームスポーツ。最後に勝つのは「実力のソフトバンク」か「団結のDeNA」か。 ◇ ◇ ◇ もっとも、投手陣が絡む3連敗は小久保監督が「早い段階から抱いていた懸念」が現実のものになったとも言える。元凶は「フロントのある行為」だ。いったいどういうことなのか。ソフトバンクに何が起きているのか。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。