欧米の航空会社、旅行需要が堅調の一方で、業績見通しに暗雲、運賃値下げ圧力とコスト増で
欧州でも苦戦
欧州の航空会社も第1四半期は予想以上に厳しい状況だった。ライアンエアの利益は、値引き圧力によって、平均運賃が15%急落。第2四半期の利益は前年のほぼ半分に落ち込んだ。アナリストは、値引きの懸念が欧州の業界全体に広がる可能性があると警告している。 ルフトハンザ航空は、利益率の低下により、2024年の利益見通しを2回引き下げた。 今後発表される英LCCイージージェットとエールフランス-KLMの業績も、コスト増と収益力の低下を明らかにするものになるだろう。エールフランス-KLMは第1四半期の低迷から立ち直れない可能性があると懸念する声もある。 7月23日、欧州の航空会社の株価は軒並み下落し、ライアンエアは14%下落と最も打撃を受けた。 ウィズエアのヨゼフ・ヴァラディCEOは、長期的には収益が上昇すると見込んでいるが、RTXエンジンの点検問題で、多くの航空機が運航停止となったことに懸念を示している。 ※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。
トラベルボイス編集部