【マリーゴールド】MIRAI&桜井麻衣、7・30タッグトーナメント制覇へ蝶野正洋と“電撃合体”。STF伝授の桜井「絶対優勝します!」【週刊プロレス】
マリーゴールドのMIRAI&桜井麻衣が28日午後、神奈川県下で“黒のカリスマ”蝶野正洋を招へい。7・30後楽園ホール大会でおこなわれるツインスター初代王者決定トーナメントに向け、秘密特訓を敢行した。 桜井は暴走王・小川直也にも指導を受けていた
ミライサクが女子プロ界の夏女になる。 マリーゴールド7・20新木場で開幕した初代ツインスター王座決定トーナメント。7・30後楽園では準決勝及び決勝がおこなわれ、MIRAI&桜井は準決勝で野崎渚&CHIAKI組と対戦。ここを突破すれば、青野未来&翔月なつみ組vs天麗皇希&後藤智香の勝者と決勝戦で激突する。 熱中症警戒アラートが出るほどの猛暑日が続く昨今、過酷な闘いになると予想される。それでも7・13両国で勝利をつかめなかった2人は今回の初代タッグ王座決定トーナメントに懸けている。絶対に勝たなきゃいけない大一番。自分たちだけの力ではもしかしたら足りない部分があるのかもしれない。それなら――この日、神奈川県下のジムを貸し切ったMIRAI&桜井は明らかに緊張の面持ちだった。なぜか。その答えは“黒のカリスマ”蝶野だった。 知人を介してホットラインを持っていたMIRAIが打診する形で2人の前に現れた蝶野は、マリーゴールド参戦中のドイツ人レスラー・ボジラの父と海外遠征時代につながりがあった関係からマリーゴールド7・13両国国技館大会をリングサイドで観戦。「昔ながらの闘いがあった」と振り返る黒のカリスマはMIRAI、桜井に関しても「能力が高いし、頑張ってるなと。ビジュアルもいいし、おじさんたちが集まってるのもわかる(笑)」と高く評価する。 蝶野は2017年より休業に入っており、世代的にはMIRAI、桜井とかぶっていない。まして黒のカリスマがいわゆる女子プロレスに触れるのはマリーゴールドが初めて。 それでもMIRAIも桜井も映像で見た蝶野のファイトにクギ付けになり、昨年2月の武藤敬司引退興行でサプライズ的におこなわれた最後の“武藤vs蝶野”を会場で生観戦し、強烈な刺激を受けていた。それだけにこの日の”電撃合体“は2人にとって大きな後押しになる。 特にSTFを普段から使っている桜井は蝶野に直接指導を志願。黒のカリスマも快く応じて、“鉄人”ルー・テーズから教わった自身の代名詞を手取り足取り指導。足のロックにポイントを置き、単なるつなぎ技だけではなく決め技にもなりうる正調STFを伝授。蝶野伝説が始まった1991年のG1を熱狂させ、2023年の武藤引退試合で歴史的名シーンを描いたSTFが時を経て、マリーゴールドのシン・超貴婦人に伝授されるとは誰が想像しただろう。 MIRAIはロックアップやロープワークなど基本的な指導に加え、桜井に指導する流れで蝶野のSTFを実際に受けたこともあり、こちらも感動しきりで「オーラすごい感じました。蝶野さんの試合の映像とか見てたし、武藤さんの引退の時の試合も会場で見てたし。一緒にロックアップして、STFもかけられて、凄すぎるなって。これは絶対ベルト取らないといけないですよね。そして、ベルト取ってご報告に行ってきます!」。桜井も「武藤さん引退興行の時、蝶野さんがSTFやられてるの生で初めて見て、すごい感動したんです。そのSTFを教わったわけですから優勝しないわけにはいかないですよね。STFで決めてやる!っていう気持ちで頑張ります。優勝絶対します!」と燃え上がるばかり。 蝶野は「絶対優勝してベルト取ってこい、オラ!ガッデム!」とエール。これに必要以上に燃え上がったMIRAIは気合のビンタを熱望。バラエティ番組で数々の芸能人を震え上がらせてきた気合のビンタを叩き込まれて、秘密特訓の直前に購入したばかりだいうサングラスがブッ壊れるアクシデントもあったが、それでも黒のカリスマに感化されたミライサクの2人はトーナメントを制し、ツインスター奪取を蝶野に報告すると約束した。 「じゃあがんばって。(ベルト奪取の報告)楽しみにしてます」と言って去っていった蝶野に最敬礼したMIRAI&桜井。黒のカリスマに捧げるタッグトーナメント制覇、そしてツインスター初戴冠は実現できるのか。注目のマリーゴールド後楽園ホール大会は7月30日、午後6時30分、ゴングが鳴る。
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