亀岡暴走事故で犠牲・真緒ちゃんも成人…親友が遺族にLINE風日記手渡し「式に連れて行くよ」
「懸命に過ごす」
真緒さんは1月17日が誕生日。まもなく20歳になるはずだった。そう考える度、やるせなさが募るが、「真緒ちゃんの分まで日々を懸命に過ごしたい」と誓う。 事故から13年近く経(た)った。「家族や友人にとっては、かけがえのない存在を失った悲しみは癒えない」との思いを強くしている。「この事故を教訓に、悲惨な事故が一つでも減ってくれれば」。そう願いながら、亡き友人とともに晴れの舞台に臨む。
◆ 京都府亀岡市の暴走事故
2012年4月23日午前8時頃、居眠り運転する無免許の少年(当時18歳、有罪確定)の軽乗用車が集団登校の列に突っ込み、亀岡市立安詳小の児童2人と妊婦1人が死亡、児童7人が重軽傷を負った。遺族らの署名活動を受け、翌13年、無免許運転による死傷事故の罰則を強化した自動車運転死傷行為処罰法が成立した。