エアコンで体が冷え切っていない?夏の“冷え”を回避する5つの方法【お手本は南国のライフスタイル】
体を冷やす食べ物を取りすぎない
暑い時期は、そうめんや冷やし中華、アイスキャンディなどが食べたくなる人も多いだろう。しかし、飲み物同様、体を冷やす食材を取りすぎないことが重要だと考えている人は多い。体を冷やす食材、たとえばスイカやきゅうりなどは、暑い季節や温暖な気候の地域や国で採れることが多い。 つまり季節や気候によって採れる食材、いわゆる”旬”の食材には、そのシーズンや土地で生きる人々にとって必要な栄養素がたくさん含まれているため、ついたくさん食べていいような気がするし、食べたくもなる。しかし、食べ方を気をつけないと、体を冷やす原因にもなりかねない。バランスよく食べることを心がけよう。
漢方をライフタイルに取り入れる
中華系シンガポール人が多く、東洋医学が広く普及しているシンガポールでは「漢方」をライフスタイルに取り入れている人が多い。薬膳として、飲み物に漢方の知恵を借りた冷え対策を実践している人もいるし、食事などに生かしている人もいる。 漢方と聞くとつい「まずそう……」と思いがちだが、活用次第でいくらでもおいしくすることができる。冷え対策におすすめのお手軽漢方食材が「ゴジベリー」。日本では「クコの実」の名で知られ、中華料理のデザート杏仁豆腐の上に乗っている赤い実こそがゴジベリーだ。 ほかのドライフルーツのように小腹が空いた時に摘んで食べたり、ハニーと合わせてヨーグルトにトッピングするだけでもおいしく頂ける。また、焼酎と一緒に作る「クコ酒」もおすすめ。桑子さんが実際に作っているレシピをご紹介。 〈材料〉 ゴジベリー…200g 焼酎…1.8ℓ 氷砂糖…150g程度(お好みで調整) 保存容器…ガラス製で4ℓ程度入るもの 〈作り方〉 1. 保存容器にゴジベリーとお好みの分量の氷砂糖を入れて、焼酎を注ぐ。 2. 1~2カ月間、漬け込んだら完成。
エアコン対策はしっかりと
冷房で体を冷やすことが多いシンガポールの人々は、エアコン冷え対策に余念を欠かさない。オフィスで働いている人はもちろんのこと、ちょっとした外出の際も上着を持ち歩くようにしている人がほとんどだ。足先からの冷え対策なども、女性は気をつけたい。 またエアコンとの付き合い方も重要。自宅ではエアコンを使用しないでファンなどを利用している人も多くいるが、使用する際はエアコンの風に直接当たらないようにして、温度にも気をつけよう。25~28度がエアコンの設定温度として推奨されているが、外気温との差も重要となってくるため、日によって調整するように心がけたい。