【小泉恵未コラム】強い日本馬を育てるために、日本はまだまだやるべき課題が… ブリーダーズCの取材を通じて感じました
ブリーダーズCの取材に来ています。調教の様子は中スポのネット記事と、私のインスタ@koizumi_emiに掲載していますので、ぜひご覧ください。 1日目、日本馬は残念ながら勝利はなりませんでした。最先着はジュベナイルフィリーズのオトメナシャチョウの7着となりました。アイルランドやアメリカの2歳馬の経験値の高さを感じる結果。ジュベナイルターフスプリントで1番人気に推されたエコロジークは8着でした。ルメール騎手は「他の馬の出脚が速く、内側から一気に来たので、抑える必要がありました。これまでこんな状況になったことはなく、馬の息が整わず、コーナーで加速することができませんでした。ポジションは良かったのですが、経験不足が響きました」という趣旨のコメントを英語でしています。強い日本馬を育てていくために、日本はまだまだやるべき課題があるようです。 2日目のレースが行われる日本時間の3日早朝にはクラシックのフォーエバーヤングなどが出走します。ハイランドフォールズやシティオブトロイなど強敵ぞろいですが、少しでも上の着順を狙えるよう、願っています。ターフには海外6戦目、もはや私も家族のように見守るシャフリヤールが出走します。「デルマー競馬場は3、4コーナーのトリッキーさを騎手がどうさばけるかが鍵」と話していた藤原調教師。その手腕はC・デムーロ騎手に託されています。 それではアルゼンチン共和国杯予想行ってみましょう! 本命はセレシオンにします。しがらきファームから10月2日にトレセンに帰厩。1カ月じっくり調整されて、少しでもテンの遅れが改善されていれば、末脚キラリ☆。有力ジョッキーが米国に集結している今、荻野極騎手には持ち味を発揮してほしいです! 対抗にはショウナンバシットを挙げます。「心肺機能が高い馬、道悪でも大丈夫」という須貝調教師の言葉を信じて応援したい。最後に惜敗が続くクロミナンス。こちらもじっくりと休ませてフレッシュな状態の今に期待します。(フリーアナウンサー)
中日スポーツ