都知事選、告示後初の週末 政策勝負を、乱立に困惑も
東京都知事選は22日、告示後初の週末を迎えた。過去最多56人が立候補し、選挙ポスター掲示板の枠が足りなくなる異例ずくめの選挙戦。有権者は何を望むのか。買い物客や観光客らでにぎわう街では、政策勝負を求めたり、候補者乱立に困惑したりする人の姿が見られた。「首都の顔」を選ぶ戦いは、7月7日に投開票される。 【写真】半分ほどの枠が同一のポスターで埋め尽くされた掲示板 東京・霞が関
20日告示の都知事選。少子高齢化や災害対策など課題が山積する中、各候補は子育て支援や格差解消などを争点に、支持拡大を訴える。東京・秋葉原でジョギングをしていた台東区の会社役員の男性(58)は「話題先行にならず、政策で勝負してほしい」と話した。 約1万4千カ所あるポスター掲示板の一部には、政治団体の活動により、同じ人物のポスターなどが多数張られた。裸同然の女性のポスターを張った別団体の候補者は、都迷惑防止条例違反容疑で警視庁に警告を受けた。政見放送は11時間以上となる可能性がある。 港区で期日前投票をした会社役員の男性(70)は「関係のない人物や内容のポスターが大量に張られていて迷惑だ」と憤った。