【バスケ】信州ブレイブウォリアーズ木戸社長「日本一を目指す」平均観客者数と売上は1.5倍、協賛社数は2倍以上に【会見コメント】
B革新の意義とBプレミア参入による変化
B革新とはどういうものかということをご説明すると、元々B革新の大きなコンセプトとしては、「経営強化、社会性を軸に、地域そして日本を元気にする存在に」ということがある。競技成績による昇降格をなくして、エクスパンション型のリーグにしていく。当初は18クラブからスタートしようというところで、我々も「(リーグで)18位以内に入る」という目標を掲げていたが、アリーナ基準の部分で、自社ではコントロールできない要素がたくさんあり、各クラブが自治体との調整、ステークホルダーの方々との調整を踏まえると、なかなかすんなりいかないという現状もあった。ですので、この辺りを大幅に緩和をし、まずは「18クラブ」という基準をなくし、アリーナについても本ライセンスと仮ライセンスをつくり、それを基にしてやるということ(になった)。おそらく現行の24クラブよりもBプレミアのスタート時点は、28、29、30とか(参入するクラブ数が)増えるかもしれないなと個人的に予想はしている。 Bプレミアに向けたロードマップを今年に入ってから社内にも共有している。我々は10月の初回審査でしっかりとBプレミアを確定させ、2026年シーズン以降の体制を整えながら事業投資をしていくという話を社内にも向けている。それから我々一番はパートナー企業様のご支援の元でしっかりとクラブ経営が成り立っているので、より一層、我々のミッション・ビジョンである「我々を取り巻くご協力いただいた方々と一緒になって中央経済を豊かにしていく」というところ、ここは根幹をなす我々の企業の源泉でもあるので、そこはしっかりとやっていく。その上で、当然我々バスケットボールの興行をするのが事業の主体なので、やるからには、Bプレミアに行くからには、やっぱり日本一を目指していくチーム作りをやっていきたい。 単にプレミアに行くだけがゴールではないので、プレミアはあくまでもスタート。どうゴールを作っていくかというと、これは日本一。このホワイトリングでチャンピオンシップを展開し、プレミアになってくると、今は横浜アリーナだがホームゲームで決勝が行なわれるかもしれない。そうすると、ここで優勝決定戦が行われて、このホワイトリングがますます賑わいを見せるような、そういうところを実現させたいなという思いでやっていきたい。 会社としては今の事業構造、事業セグメントに加えて、いろんな事業展開をやっていきたいと思っている。事業の多角化、事業の領域を拡大していくということをやりながら、事業の投資ができる。いろんな基盤作りのための先行投資ができるような、そういう体質、基盤作りに努めていきたい。