能登の復興に願い込め七夕飾り 仙台で展示、被災地へ思い
東日本大震災で行方不明になった人の帰還を願って活動する「仙台かえりびなの会」が、能登半島地震の被災地復興への思いを込めた七夕飾りを作った。仙台市の「せんだい3.11メモリアル交流館」で展示している。見学無料で、8月16日まで。 会は行方不明者に思いを寄せたひな人形や七夕飾りを制作している。今年作った青色の七夕飾りには「能登半島地震の早期復興に願いを込めて」と記した。これまでの作品と合わせ、会場には計22本が並ぶ。 会の代表松崎翠さん(77)は、自身も震災で仙台市の自宅が全壊した経験があり「能登のことは人ごとではない」と話す。能登の復興が進んでいないと感じ、胸を痛めている。