【韓国】尹錫悦大統領逮捕失敗「応じなかった被疑者の態度に深く遺憾」捜査本部 4日にも再執行
非常戒厳事態を起こした韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)に対して高位公職者犯罪捜査処(公捜処)が3日、逮捕状の執行に乗り出したが、大統領警護処と約6時間対峙(たいじ)した末、逮捕に失敗した。 公捜処と警察で構成された「共助捜査本部」は、この日午後1時半ごろ「今日の逮捕状執行と関連し、相次ぐ対峙状況で事実上逮捕状執行が不可能だと判断し、執行阻止による現場人員の安全が憂慮され、午後1時30分ごろに執行を中止した」と発表した。 さらに「今後の措置は検討後に決める予定。法による手続きに応じなかった被疑者(尹大統領)の態度に深く遺憾を表す」とした。 公捜処は3日午前7時20分ごろ、ソウル市内の大統領官邸前に到着。同8時2分に官邸敷地内に入り、逮捕令状の執行を始めた。大統領警護処の1、2次阻止線を通過し、官邸建物前まで進入したが、大統領警護処が阻み数時間対峙した末に逮捕に失敗した。 逮捕令状の執行期限は6日までで、4日にも再び令状執行に乗り出すとみられる。