中日・髙橋宏斗『もうダメだ。栄養士をつけろ』助言で今季躍進「どんどん引っ張っていく存在になりたい」【プレミア12】<高橋尚子インタビュー>
中日ドラゴンズ・高橋宏斗(22)。今シーズン12勝を挙げ、セ・リーグ最優秀防御率投手賞(1.38)を獲得した豪腕は、世界野球プレミア12での侍ジャパン最年少の22歳で選出された。番組キャスター・高橋尚子(シドニー五輪女子マラソン金メダリスト)が躍進のきっかけと世界舞台への意気込みに迫った。 【写真を見る】中日・髙橋宏斗『もうダメだ。栄養士をつけろ』助言で今季躍進「どんどん引っ張っていく存在になりたい」【プレミア12】<高橋尚子インタビュー> ■10試合で防御率0点台は“やりすぎているな” Q(高橋尚子): 今シーズンの大活躍を改めて振り返ると 髙橋: 開幕は2軍スタートでしたが遅れを取り返そうと思っていた。 開幕1か月後の4月後半から1軍で投げ始めたのですけど、そこからはかなり自分が納得できる投球が続いていて、10試合を投げた辺りから防御率が0点台だったので、これは自分でも“やりすぎているな”と思いながら投げていました。 今シーズン、ホームランをわずか1本しか打たれなかった高橋投手。その活躍の裏にはある先輩の助言があったとの事。 ■ドジャース山本由伸からの強烈助言『もうダメだ。栄養士をつけろ』 Q:親交のあるドジャースの山本由伸投手の活躍する姿に刺激を受けている? 髙橋: 毎試合テレビにかじりつきながら、山本投手の試合を観ていますし、試合が終わるたびに山本投手と連絡を取って、すごいなと思いながらテレビで観ています。 Q:山本投手から言われ覚えている事は? 髙橋: 僕が栄養士をつけるきっかけになったのが山本由伸さんです。 その前まで何にも栄養の事を気にしていなくて、とりあえず体重さえ減らなければいいやという感覚だったんですけど、由伸さんが「お前何考えているの?」と車の中で説教されたのを覚えています。 Q:説教された時はどう思いましたか? 髙橋: 僕は『栄養を気にしていないので大丈夫です』と言ったら、「ちゃんと栄養は考えた方がいい」と。 僕は『栄養とか分からないですよ』と言ったら、「もうダメだ。栄養士をつけろ」と言われ栄養アドバイスを貰うようになりました。 Q:その山本さんの一言で考えが変わった? 髙橋: 半強制的に考えが変えさせられましたね。