【ボクシング】4月体重超過アマ13冠堤駿斗「信頼取り戻す」大みそかWBA挑戦者決定戦で復帰
アマ13冠ボクサーでWBA世界スーパーフェザー級8位の堤駿斗(25=志成)が12月31日、東京・大田区総合体育館で元王者で同級14位のレネ・アルバラード(35=ニカラフア)との同級挑戦者決定戦に臨むと18日、発表された。今年4月、元WBA世界バンタム級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)に3回KO勝利して以来、約8カ月ぶりのリング。モレノ戦では前日計量で1・55キロ体重超過し、6カ月間のボクサーライセンス停止処分を受けていた。それ以来の復帰戦となる。 同日、都内で記者会見に臨んだ堤は「(前回は)自分を応援してくださる方の思いを裏切ってしまった。謹慎中は自分のボクシングのレベルアップのことだけを考えていました。1つ1つ少しずつリングに立っていきたい。リングで信頼を取り戻すしかない。1度失敗したので、2度はないようにしっかりとコンディションを整えたい。リングに立てることに感謝して試合に挑みたい」と抱負を口にした。 前回は試合前の米国合宿で体調を崩して体重超過となっただけに、今回は10月上旬から今月17日までの日程で米ラスベガス合宿を敢行。減量面を担当するトレーナーと体重チェックしながら国内調整を続けるという。1階級上げての初戦。35歳のベテラン元王者と世界挑戦権を懸けた大切なファイトとなる。堤は「大みそか、レネ・アルバラード選手と挑戦者決定戦ではベストを尽くして自分の持っているすべて出す。最後は自分が勝利者コールを受けていると思う」と気持ちを引き締めていた。