マカオ旅遊局、2025年も日本からの誘客に注力…4月東京でプロモーションイベント開催予定
マカオ政府旅遊局(MGTO)のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は1月1日、日本マーケットに向けた(2025年)年頭所感を発表。 フェルナンデス局長は、昨年の振り返りとして、日本において東京・コレド室町でのロードショー(プロモーションイベント)開催(3月)、東京ビッグサイトで開催された「ツーリズムEXPO JAPAN2024」への出展(9月)を通じ、マカオの魅力を直接訴求するプロモーション施策を展開したほか、12月にはJATAを通じて東京と大阪から25名の業界関係者をマカオに招待し、日本人観光客向けのツアー開発や商談会を通じて、日本とマカオ双方のビジネスチャンスの拡大を図ってきたことを紹介。 また、昨年の訪マカオ日本人観光客は11月末時点で前年比152%の11万4314人に上り、すでに前年通期(7万5155人)を大幅に上回っているとするデータを挙げ、回復傾向にあることがわかるとしたが、新型コロナウイルス感染症が流行する前の2019年(29万5783人)と比較すると40%弱にとどまり、他国からの観光客数は順調に回復傾向にある中、同局として日本を重点市場の一つと捉え、2025年も引き続き、日本からのさらなる誘客に注力する考えを示した。
2025年のイベントについては、マカオの街が光に包まれる「ライトアップ・マカオ」(開催中)を皮切りに、2月には華やかな電飾が施された15~18台の山車が連なる「春節祝賀パレード」や「春節祝賀花火」の開催を予定。以降も、ユネスコ「食文化創造都市」に登録されているマカオらしさが感じられるイベントで、世界中から集まる腕利きの料理人たちが集う「マカオ国際ガストロノミー・カーニバル2025」(6月)、毎年恒例のマカオの夜空を彩る花火師らによる競演が見どころとなる「マカオ国際花火コンテスト」(9月)、市街地の公道を活用した「マカオグランプリ」(11月)、「マカオ国際マラソン(12月)」などが予定されており、各イベントの詳細は同局のホームページやSNSでも発信していくとのこと。 このほか、4月には東京・秋葉原で一般生活者を対象としたプロモーションイベント「Experience Macao」の開催を予定しているといい、日本人や日本に旅行中の外国人旅行者に向けてマカオの魅力を存分にアピールするとした。