衝突確認後に立ち去りか 現場踏切から容疑者の車
東京都板橋区の踏切で昨年12月、自殺に見せかけ塗装工事会社の同僚高野修さん=当時(56)=を殺害した疑いで男4人が逮捕された事件で、防犯カメラの映像などから、現場にいた容疑者の車2台が、電車が高野さんに衝突した後に立ち去っていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁は、踏切に入るよう仕向け、はねられたのを確認するためにとどまった可能性があるとみて調べる。 高野さんは自宅近くで、塗装工事会社社員島畑明仁容疑者の車に乗せられ、別の車にいた社員の野崎俊太容疑者と3人で踏切に移動。1人で踏切内に入った。長期間暴行されて精神的に追い込まれ、踏切に入らざるを得ない状況だったとみられる。