“史上最強ベスパ” ニューモデル「GTS310」登場! 新エンジンを搭載し排気量をアップ
これまでの278ccから排気量をアップ、3バリエーションで展開
2024年11月5日、ピアッジオグループがベスパの新型車「GTS310」シリーズの概要を発表した。約80年に渡るベスパの歴史の中で、もっともハイパワーなモデルになっている。 【写真はこちら】最上位モデル「GTS310スーパースポーツ」の全体 伝統的なスタイリングで、世界中で人気を得ているベスパの最新モデルが発表された。今作の注目ポイントは、なんといっても278ccから310ccへと大幅な排気量アップが図られた新型の単気筒エンジンだろう。 ストロークが63mmから70mm強へと長くなったことによってトルクはアップし、最高出力もベスパとしては過去最高の25馬力となっている。加えて排ガス規制ユーロ5+の基準を満たしており、環境にも配慮したものとなっている。 また、GTSシリーズ共通の装備として、後輪スピン対策のトラクションコントロールシステム(ASRシステム)が搭載された。力強くも安心な走りを実現しているのもポイントだ。 GTS310にはライダーの好みによって選べる3つのバージョンが用意されている。もっともクラシックでシンプルなカラーリングを採用した「GTS」、パイピング付きのシートを採用し、伝統的なベスパのスポーツモデルに採用されていたカラーリングをまとった「GTSスーパー」、そして究極のスポーツバージョンとして位置づけられ、専用のグラフィックが与えられた「GTSスーパースポーツ」の3モデルが登場した。 iOSやAndroidとの接続が可能な「VESPA MIA」は「GTSスーパースポーツ(※他バージョンはオプション設定)」のみ標準装備となっており、スマートフォンと接続すると着信やメッセージに関する通知がメーターに表示されるほか、音楽の再生もでき、VESPAアプリでは車両の状態・運転パラメーター・走行統計に関する情報を得ることもできる。 それぞれのグレードでカラーバリエーションもさまざま用意されている。
webオートバイ編集部