ロッテFA移籍の福田秀平が古巣ソフトBに2つの宣戦布告「甲斐キャノンから走る」「千賀キラーとなる」
運命の悪戯か。すでに発表されている来シーズンの日程を見ると、3月20日の開幕戦でロッテはソフトバンクの本拠地・福岡PayPayドーム(現福岡ヤフオク!ドーム)に乗り込む。 「球場にいけばいろいろと感じることがあると思いますけど、僕としてはやるしかないので。覚悟を決めて千葉ロッテマリーンズのために頑張って、12球団で一番熱い応援団の方々から早く認めてもらって、心の底から福田秀平を応援していただけるような選手になれるように努力していきたい」 井口監督は1番の荻野貴司、3番のマーティンをつなぐ万能型の2番の役割を長打と小技、そして足を身長182cm体重77kgのボディに搭載する福田に託す青写真を描く。 「監督に『やってくれ』と言われたポジションで頑張るのがプロ野球選手だと思っているので。外野の一角に入れるように、僕自身もスピードを武器としているつもりなので、その部分で何とか間に割って入って戦っていって、優勝して井口監督を胴上げできるように、できることのすべてを精いっぱい頑張っていきたい」 真価を問われるプロ14年目の戦いへ。入団会見の進行役を務めたウグイス嬢、谷保恵美さんから最後に「マリーンズのバッター、福田しゅうへーい、背番号7」と読みあげられた福田は思わず浮かべた照れ笑いのなかに、みなぎるような闘志を同居させていた。 (文責・藤江直人/スポーツライター)