元夫の不倫を思い出しては悔しくて…女性が「離婚」から立ち直る方法【離婚専門弁護士が解説】
離婚から立ち直るためにやるべき5つのこと
離婚でつらい思いをしている場合、これから紹介する立ち直るために必要な5つのことを実践してみましょう。いずれも離婚の悲しさを忘れて、新たな道に進むのに効果的な方法です。 1.仕事に集中する 離婚のつらさを忘れるためには仕事に集中するのがひとつの方法です。いかに離婚のことを考えないようにするかが立ち直るためのポイントになります。仕事が捗ることで離婚した記憶も徐々に薄れていき、やがて思い出すときも少なくなっていくものです。 仕事に集中することでスキルアップやキャリアップができて、ゆとりのある生活を送れるようになるかもしれません。 2.時間が解決してくれるのを待つ 積極的な方法ではありませんが、時間がたつのを待ってみるというのも1つの方法です。多くの場合、時間がたつごとに気分は新しいことに向いてくるはずです。完全に忘れて新しい生活をスタートするまでには、かなり長い時間がかかってしまう人もいますが、少なくとも新しいこと、外の世界に目が向くまでは、待ってみることも大切です。 気分が最悪で本当になにもしたくないというときに無理をしてしまうと、状況が悪化してしまう可能性があります。なにか気分を変えるために新しいことをしてみよう、というような前向きな気持ちが生まれるまでは、時間が解決してくれるのを待ちましょう。焦ることなく、離婚後の生活と向き合っていき、時間が解決してくれると思って趣味や遊びに積極的になるのも1つの方法です。特に夜は1人だとつらいと感じる方も多いため、夜の付き合いの場に参加して気を紛らわすのもおすすめの方法となります。 もっとも、離婚による気持ちの落ち込みが改善せず、家事や育児、仕事が手につかないなど、日常生活を送るにあたって支障が出る場合は、早めに心療内科や精神科の受診を検討したほうがよいといえます。 3.新生活の準備や、慰謝料請求をして気持ちの整理をつける 離婚をした場合、さまざまな手続きや、やらなければいけないことが発生します。たとえば保険、銀行、行政関係の手続きや、家が変わった場合は住居関係の手続きも必要になります。また、新しい仕事を見つけたり、新生活の収支計画を立てたりすることも必要になるでしょう。子どもがいる人は保育園や転校先の確保、子どもの苗字などの変更手続きなど、そのほかにもやらなくてはならないことがたくさんあります。 離婚をすると気力がわかずなにもしたくなくなることもありますが、これらのやるべきことに手を付けていくことも新生活をスタートするためにとても重要です。手続きそのものが必要ということもありますが、これらを消化していくことで、離婚が終わったものと認識し、新生活に向けて気持ちを整理できるでしょう。 パートナーの不貞行為が理由で離婚に至った場合は、悔しい気持ちや納得のいかない気持ちが立ち切れずに残ってしまうことがありますが、慰謝料があることで納得のいかない気持ちにひとつの区切りをつけられるかもしれません。慰謝料については、納得のいく額で、早期に話し合いがまとまることもありますが一筋縄ではいかないことも多くあります。慰謝料を請求する際は、1人で悩まず、弁護士に相談してみることをお勧めします。